男性型脱毛症の傾向を自分で見分ける4つのポイント

男性型脱毛症診療ガイドラインの表紙

スカルプDを使い続けて、薄毛に効果なく、なぜなのだろうか…?と思って調べてみると、どうも薄毛の原因の61%を占めるという男性型脱毛症には効かないという事実が複数のソースにより判明しました。

しかも男性型脱毛症というのは、原因になる物質(男性ホルモンから派生する物質DHT)が特定されていて、かつ病院での治療が確立されていて、ネット上には、日本皮膚科学会によって作成されたお医者さんの治療方針が書かれた「男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)」というのが閲覧することができ、最適な薬(フィナステリドや、リアップ)や逆に期待しない方がいい治療内容について紹介されています。

また、今までスカルプDだけでハゲが改善していたと思っていた雨上がり決死隊の宮迫さんはじめ、フットボールアワーの岩尾さん、FUJIWARAの原西さんといった芸人さんも、youtubeの動画上で「スカルプDと頭髪治療を併用しています」とテロップがでてきます。これはまさしく、病院での治療を受けたものだと推測されます。

すなわち、自分がもし男性型脱毛症だったら、スカルプDを使ったりするなどの自分で薄毛対策をして悪あがきをするよりも、素直に病院に行ったほうが、時間的にもお金的にも無駄がないといえます。

ただ、なにも予兆がなく、ただハゲているからといっていきなり病院に行くのもなんだか気がひけますよね。。

もちろん確実に男性型脱毛症と診断されるにはお医者さんの診察や検査を行う必要があるのですが、それ以前に、いくつかのチェックポイントを見極めることによって、自分が男性型脱毛症であるかどうかの予兆をつきとめることができるのだそうです。

あらかじめわかっておくことによって、スカルプDを使って効果があるのかどうかの判断の基準になりますし、病院にもある程度自信を持って(?)向かうことができますよね。

そこで、このページでは、男性型脱毛症であるかどうか自分で確認しやすい4つのポイントについて紹介します。よりあてはまればあてはまるほど男性型脱毛症である確率が高くなるので参考にしてみてください。

チェックポイント1:家系をたどって近親者に薄毛のヒトがいないか探る

まず、チェックするポイントは、自分の髪の毛…ではなく、自分の家系の中で薄毛の人がいるかどうか調べてみましょう。

男性型脱毛症の原因は、トップページにも書いていますが、男性ホルモン(アンドロゲン)に含まれるテストステロンが、5αリダクターゼという還元酵素の働きでジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンに変換されてしまいます。

このDHTが髪の成長の根本となる毛根の部分(毛乳頭といいます)にとりつくと、成長できなくなり、やがて抜け毛になって新しい髪の毛が生えてこないのだそうです。

ただ、この現象は、DHTがあるからといってすべての人に起こるわけではありません。

テストステロンはじめ男性ホルモンは、それ自体悪玉ではなく、そもそもすべての人に体内に存在していて、人体の維持には必ず存在する必要があります。

よく、「男性ホルモンが多いとハゲやすい」なんて都市伝説がありますが、男性ホルモンの量が多ければハゲるという理論は、実は正確な実証がされていません。

問題は、「ジヒドロテストステロン(DHT)が毛乳頭と結びつきやすい体質か?」ということ、つまり、感受性の問題です。

この感受性の高さ、低さというのは遺伝によって決まります。男性ホルモン受容体遺伝子の型によってDHTに敏感に反応してしまい、脱毛を引き起こしてしまうということがわかっています。

では、具体的に近親者が誰が薄毛であったら遺伝するのか?ということについては諸説あるようです。母方の祖父から受け継がれるという説もありますし、父親から息子に受け継がれるという説もあります。

そのあたりの確実なメカニズムまでは解明されていないため、現在のところ、男性型脱毛症の診断の手がかりとするには2親等以内、つまり、両親や祖父母に薄毛の人がいるのかが、判定のための一つの基準になっています。

チェックポイント2:数年に渡って徐々に薄毛が進行しているか?

男性型脱毛症は、突然髪が抜けるわけではなく、ゆっくりと毛が抜けていくことが特徴です。

最初は「ちょっと抜け毛が増えたな~」と思っていた程度が、しばらく経って気がつくと地肌が目立つようになっていた…。というイメージでしょうか?急にごっそり髪が抜けることは該当しないので注意が必要です。

普通の状態では、髪が抜けることはごく自然なことで、一定の休止期を経てまた新しい髪の毛が生えてきます。髪の毛1本1本は概ね2年から6年ほどのサイクルで生えて抜けるを繰り返しています。

しかし、DHTの作用により、この髪の生え変わりが正常に行われず、最初は生えたとしても細い、弱々しい髪の毛までにしか成長せず、やがてそれが抜けても次の新しい毛が生えなくなり、最後は、毛根自体がなくなり、頭皮が見えてしまう状態に陥ってしまいます。

すなわち、過去数年の髪の状態を思い出してみて、抜け毛の多い状態がずっと続いていて、しかも最初は小さかったのにどんどん広がっていった流れであるならば男性型脱毛症の疑いが高いといえます。

また、地肌が見えていなくとも、髪が以前より細い、弱々しい、コシがないといった特徴もあるので、早めの対策する場合の手がかりにもなるでしょう。

チェックポイント3:額の生え際か、頭頂部が他に比べて薄い

男性型脱毛症診療ガイドラインの表紙

男性型脱毛症は、薄毛になる部位もある程度特定されています。

具体的には2ヶ所あり、おでこ全体にかかわる生え際の部分(いわゆるM字ハゲといわれる)、もうひとつは、前頭部から頭のつむじの部分にあたる頭頂部です。

どちらか…という場合もありますし、両方とも薄毛になってしまう場合もあります。

反面、後頭部や、耳のあたりの側頭部が薄くなっている場合は男性型脱毛症と断定できる要素はありません。実際このあたりは薄くなっているヒトは全体の中でかなり少ないと考えられています。

なぜかといえば、血流の問題と、DHTの感受性の問題が関係しています。頭には毛細血管が張り巡らされていますが、それは特に頭頂部にいくほど密度が高く、ついで前頭部、生え際と段階があり、側頭部や後頭部は密度が高くありません。

血管を流れる血流は生命維持に必要な栄養が流れていますが、その中に当然男性ホルモンも含まれます。その分、DHTが流れてくることも多く、必然的に毛乳頭との接触頻度も高くなってしまうのです。

また、側頭部や後頭部はDHTと結びつく感受性が他の部位と比べて低いという要因もあり、それゆえには他がハゲていても、ふさふさのまま…ということが多いそうです。

チェックポイント4:年齢的に40歳代~50歳代の発症頻度が高い

男性型脱毛症診療ガイドラインによると、男性型脱毛症の発症比率は40歳代~50歳代に発症のピークをむかえると書かれています。

これは、年齢を重ねるとDHTが増えるというわけではなく、人間が本来持つ成長力の衰えに関係していると思われます。

すなわち、DHTの感受性が高かったとしても、若い頃は新陳代謝がさかんで髪の毛自体の成長力も高いので、DHTが発毛を妨害したとしてもそれを上回るパワーで髪の生え変わりが行われていたのだと思います。

ところが、年齢を重ねれば、当然カラダ全体の機能は低下傾向になってきます。髪の毛の場合もしかり、健康な場合でも年をとって老齢になれば、自然と髪は薄くなってきますよね。

年齢的な退化に加えて、DHTによる生え変わりの妨害が加わることによって、40歳代という更年期の段階で男性型脱毛症による影響が増えることは十分に考えられることです。

反面、20歳代~30歳代といった若い世代の場合はたとえDHTの感受性が高くても、本来持つ成長力によって生え変わりが維持できているパターンがあるので、今目立ってなくても将来的に男性型脱毛症を発症するリスクはあるといえますね。

このように、自分での見極めがつきやすい4つのポイントについてご紹介させていただきました。

4つ全てにあてはまるようであれば、やはり男性型脱毛症の確率が高いといえるので、スカルプDを使うよりも一度病院に行ってみて正確な診断を下してもらうほうが良さそうですし、逆にあてはまらないようであれば、他の原因が考えられ、その可能性をひとつひとつ潰していく手段として、頭皮が影響する薄毛の対策アイテムとしてスカルプDの使用を検討してみてもよいと思いますね。