薄毛には逆効果なシャンプー成分はこれ!

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スカルプDもそうですが、「スカルプシャンプー」「育毛シャンプー」などに共通するのは、配合されている成分がとにかく多いことです。スカルプDを見ても、50種類以上、他のスカルプシャンプーでもだいたい30~40種類以上はざらに配合されているのが、ボトルやパッケージの裏面をみると確認することができます。

普通のシャンプーがだいたい10~20種類程度ですから、それだけ頭皮環境を正常化するための成分が豊富に含まれているのは明らかですね。

しかし、ただ成分数が多いからといって、それがすべて頭皮環境に良いというわけではありません。たくさんの成分にまぎれこんで、個人差によっては逆に頭皮環境を悪化させたり、最悪髪の成長に悪影響を与えてしまう成分が含まれている場合もあるのです。

そこでここでは、自分の肌質によっては使用を控えたい、もしくは気をつけたい配合成分についてご紹介します。スカルプシャンプーではだいたい排除されていることが多いですが、たまによく見るとしれっと入っていることもあるので注意が必要です。

シャンプーを選ぶときには、どうしてもブランド名を中心に選んでしまいがちですが、細かい成分をちょっとチェックしてみることで、あとで後悔することなく使い続けられると思います。

1.硫酸系洗浄成分~皮脂のとりすぎで頭皮環境を悪化させる危険性がある

まず、わかりやすく気をつけないといけないのは、硫酸系と呼ばれる洗浄成分です。

スカルプDの洗浄力は他のシャンプーに比べて危険ではないのか?」でも紹介しましたが、育毛シャンプーには大きくわけて8種類の洗浄成分があります。

その一種が、硫酸系洗浄剤という成分です。

硫酸系洗浄剤は、髪に対する洗浄力が強くて泡立ちがいいというメリットがありながら、製造コストが安いというメーカー側にも旨味のある、シャンプーに配合されるために生まれてきたような成分ですw

やっぱり、汚れがよく落ちて泡がモコモコになる方が「洗っている!」って感じがしますよね!

これらのメリットから、元々はかなりメジャーな成分であり、調べてみるとスカルプDにも、過去の8代目までは配合されていたようです。

しかし、デメリットも… それは洗浄力が強すぎるという点ですね。

頭皮環境正常化のメカニズムとセルフチェック方法は?」ページにも書いていますが、頭皮の正常な状態は皮脂を落としすぎず残し過ぎない、最適な量を保つことがポイントです。

しかし、硫酸系洗浄剤が配合されていると、洗浄力が強すぎて皮脂を落としすぎてしまい、頭皮が乾燥状態になって炎症やかゆみを引き起こす可能性があるんですね。

ちなみに、硫酸系成分といっても、ラウリル硫酸ナトリウムやポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウムなど、様々な種類があって、さすがに全ての種類を覚えるのは無理ですw

硫酸系洗浄剤は、成分名の中に「硫酸」が含まれているので、この名前が入っているか入っていないかを確認するようにしましょう。

最近は、スカルプシャンプーに配合されていることは珍しいですが、たまに入っていることもあります。

後述していますが、サクセス薬用シャンプーには、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム(1E.O.)が配合されているので、しっかり、購入前に配合成分を確認することをオススメします。

直接効果に関係ない添加物が頭皮に悪影響する場合も…

最近では「無添加」と記載しているシャンプーをちらほらと目にしますよね。これは、効果に直接関係ない商品の品質維持や見栄えをよくするための合成香料・合成着色料・合成防腐剤が入っていないということを指すのだそうです。

逆に無添加と記載がないシャンプーについてはなんらかの添加物が配合されていると覚えておきましょう。

でも、無添加だったら、品質が悪くなったり、見栄えも変だというのかといえばそうではありません。

例えば、合成香料の反対が自然香料です。無添加でも、自然由来の成分での香料や防腐剤というのが存在するので、無添加のシャンプーはそういったもので代用していることがあります。

合成成分は天然成分と比較して、生産コストが安くて効果が高いというメリットがあります。しかし、逆に効果が高すぎて時として皮膚への刺激が強かったり、皮膚の炎症やアレルギーを起こす原因となる場合があります。

もちろんすべての合成成分が悪というわけではありませんし、この成分があるからすべての人に悪影響がおこるわけではありません。自分の頭皮の状態や髪質にあわせて具体的にどの様な成分に気をつけないといけないのか紹介したいと思います。

合成防腐剤のパラベンは要注意

シャンプーは、お風呂の中というインドネシアの熱帯雨林やブラジルのアマゾンよりも高温多湿な環境に置かれている時間が多いので、非常に雑菌が繁殖しやすいです。

ほっておくと、容器の中に細菌が侵入し菌がシャンプー内に蔓延して腐敗する原因となるため、すべてのシャンプーなんらかの防腐剤が配合されています。

この防腐剤にも種類があり、まず代表的なものがアルコール(エタノール)です。正式名はエチルアルコールといわれ、殺菌や清浄作用が高く、ほとんどの商品に配合されています。

ただ、アルコールには水を蒸散させる作用もあり、乾燥を引き起こしやすいというデメリットもあります。注射をする前にアルコールで消毒しますが、そのあとはスッとして肌が乾燥しますよね。あれと同じ原理です。

より安全なものは天然由来の防腐剤をあわせて含め、アルコールの濃度を下げている場合があります。
唐辛子や生姜、ヒノキやローズマリーなどが天然防腐剤としては有名ですが、最近よく利用されている天然防腐剤はフェノキシエタノールです。

フェノキシエタノールは、アルコールと同じようにみえますが、実や玉露や抹茶に配合されている成分で、殺菌作用がほどほどにあり、かつ肌への刺激も弱く、なにより自然由来成分であることから、アルコールとともに配合されていることが多くなってきました。

反対に、危険な合成防腐剤はというと、パラベン(パラオキシ安息香酸エステル)、安息香酸、ベンジルアルコールなどの化学合成の成分です。その中でも、特にパラベン(パラオキシ安息香酸エステル)は要注意の成分となります。

そもそも、パラベンは抗菌性が高く少量で長く多くの菌をやつけることができるので、80年以上も前から防腐剤として使われてきた信頼と実績の成分でした。

しかし、抗菌性が高すぎるが故、表示指定成分という薬機法で定められた安全性の認められていない成分に認定されています。

こちらが、厚生労働省発表の指定成分と認定されている成分一覧。資料6ページ目にパラオキシ安息香酸エステルの記載があり、配合量の上限値が定められているようですね。

もちろん、パラベン(パラオキシ安息香酸エステル)以外の他の合成防腐剤も、頭皮の炎症を起こしたり、アレルギー反応を起こしたりする可能性があるので、合成防腐剤が配合されていないか購入前確認しておくようにしましょう。

着色料はタール系色素が入っていれば要注意

シャンプーに着色料?と思うかもしれませんが、実は市販のシャンプーの多くには、着色料が配合されています。 シャンプーに配合される成分的に、着色料を配合しなければ黄色がかった透明の色になります。

しかし、市販のシャンプーを手に持ってみると、白く濁っていたり、やや青がかっていたりしていますよね。 これは、シャンプーのブランドイメージや世界観に合わせて着色料で色をつけているということになります。

着色料にも天然着色料というものがあり、ウコンやクチナシなどが天然着色成分としてシャンプーで使われていることが多いですが、厳密には色素を抽出する際に、メチルアルコールで処理をおこなうため、完全な天然とはいえません。

あくまで自然の草花から抽出されているということで、天然着色料と言われています。

では、合成着色料はというと、タール系色素が最も多く使用されています。タール系色素は、鮮明な色を出し退色しにくいというメリットがあるため世界的にも使用されている成分です。

しかし、皮膚からの浸透率が高くて、人によってはアレルギーを起こす可能性があるため、肌が弱い人は特に注意が必要です。

シャンプーのラベル等には「タール系色素」という表記ではなく、赤227や黄4など色と数字番号で記載されているので、購入前にチェックしてみましょう。

ちなみに、TVCMをしている様なシャンプーの配合成分をみると、資生堂のTUBAKIには赤227、黄4、P&Gのラックススーパーリッチには黄203 赤504 紫401、花王のメリットには青1、黄4が配合されています。

スカルプシャンプーには入ることは少ないですが、ドラッグストアで販売されているシャンプーには比較的配合されている事が多く、よく確認しておいたほうがいいですね。

香料と記載があればそれは合成香料を指すので注意が必要

シャンプーの匂いって商品によって全然匂いが違いますよね。シャンプーの香りだけでシャンプーを選んでいるという人もいるほど、シャンプー選びにとっては重要な役割を果たしていると思います。

その匂いを付けているのが香料で、自然香料と合成香料が存在します。

自然香料はローズやミントなどの植物エキスやアロマ精油などの成分です。匂いはやさしくほのかに香る程度でコストも高いですが、肌に優しく匂いと一緒に保湿効果も期待できます。

スカルプDにもユーカリ油、ハッカ油、オレンジ油などの精油成分が含まれており、実際にこのような香りがすることがから自然香料目的で配合されているのだと思います。

一方、合成香料ですが、一般的に手に取った瞬間匂いが届いてきたり、シャンプーして寝て起きてもまだいい匂いが残ったりするなど、強烈に匂いを残すことができます。部活をやっている高校生は、香りの強さで汗の匂いも隠せるので、こういう強烈な匂いのシャンプーを求めるでしょう。

ただし、皮膚から吸収されやすく、人によっては頭皮の肌荒れやアレルギーの原因となる可能性もあるので注意が必要です。

産婦人科の院長であり、胎内記憶についての第一人者である池上 明医師のインタビュー記事によると、この様に記載がありました。

「先生、ちょっと来てください」って。「どーしたの?」って聞くと、「何か匂いません?」結構広い部屋なんですが、部屋に入った途端にすごい 臭うんですよ。これが例のシャンプーかと思いましたね。シャンプーみたいにいい匂いではないですよ。もう化学物質が壊れたような臭いで、近づいたらやっぱり胎盤から臭ったんです。これシャンプーの匂いだなとわかりました。”
参照:http://youjo-labo.com/shampoo-from-amniotic-fluid-4234.html

香料がたくさん配合されているシャンプーを継続して使っていると、香料が体内に蓄積されていくということなんでしょうか…。

合成香料の場合は、わかりやすく「香料」とだけ記載があります。天然香料のように具体的な成分名が記載されているわけではありません。

そもそもスカルプシャンプーにいい匂いは必要ないと思うので、特に肌が弱いなと感じている方は、選ぶ上での一つの判断基準にしたほうが良いと思います。

薄毛には逆効果なシャンプー成分早見表

ここまで、シャンプー薄毛には逆効果なシャンプー成分についてまとめてきました。説明も含めて少し長くなったので、改めて成分だけ抜き出して危険な成分をまとめて記載します。

赤227や黄4など「色と数字番号」で記載 タール系色素全般。 赤227や黄4など「色と数字番号」で記載
成分名
硫酸系洗浄成分 「ラウリル硫酸ナトリウム」など成分名に硫酸と記載
合成防腐剤 パラベン(パラオキシ安息香酸エステル)
安息香酸
ベンジルアルコール
合成着色料
合成香料 香料

TVCMが放映されている様な有名ブランドのシャンプーには普通に配合されていますし、市販で販売されているシャンプーだけでなく、スカルプシャンプーの中にも配合されている成分も一部あります。 頭皮が荒れやすい、傷みやすいと感じている方は、成分表をよく見て注意をして確認してからシャンプーを選ぶ様にしましょう。

また、洗浄成分については硫酸以外の成分を選ぶことも大事ですが、たとえそれ以外の成分を使っていてもその使用数についてもよく見る必要があります。

例えばスカルプDの清浄成分は肌にやさしいといわれるアミノ酸系を中心に8つの洗浄成分が配合されています。他のスカルプシャンプーが平均して4~6つに対してかなり多い数です。

わたし自身もスカルプDはじめ、いくつかのスカルプシャンプーを使ってみましたが、いくら優しい洗浄成分を使っていてもその使用数が多ければやはり必然的に洗浄力が強いと思いました。特に乾性肌の方の場合、たとえドライタイプを使っていたとしても、余計に皮脂をとりすぎるということになりかねません。スカルプD洗浄力については、なぜ強く感じてしまうのかさらに詳しく調べていますのでこちらも読んでみてください。

関連ページ スカルプDの洗浄力は他のシャンプーに比べて危険ではないのか?